オステオパシーとは
オステオパシーの思想と主義は、アメリカ人のアンドルー・テイラー・スティルによって考案されました。
スティルは体に本来そなわっているはずの、自然治癒力を最優先する治療法を研究し、どんな病気の患者にもかならず筋骨格系の異常があることに気づき、循環系と神経系のアンバランスが症状を引き起こしているのではないかと、考えました。
それを解決するには体に手技を施して、ほどよい循環を取り戻せばよいその方法に『骨』を意味するオステオと『病む』を意味するパソスというギリシャ語から『オステオパシー』と名づけました。
血管、神経、筋肉、骨格それらすべての身体は互いにつながりあっていて、どれ一つがバランスを崩しても健康は維持できません。
オステオパシーが一番大切にしているのは、健康の基盤がさまざまな身体システム間の正しい関係の維持にあるという信念です。
では、身体はオステオパシーの手技にどう反応するのか
手技はまず脳脊髄液(脳と脊髄はこの液体に浮かび浸されている)の循環を促す。
手技は、また身体の呼吸運動を活発にしより多くの酸素が血液に流れ込むのを助ける。
そのことが、また消化吸収や全身へのエネルギー配分の効率改善を助ける。
手技は消化、呼吸、循環、脳機能のバランスを回復するのに役立ちます。
オステオパシーの手技
オステオパシーの手技は背骨を軽くふれただけで、骨を動かす手法なので、生後2~3ヶ月の乳児からお年寄りの方まで、痛みがなく安心して受けられる治療法です。
頭蓋仙骨療法
頭蓋骨が、一つ一つ歪むという概念は、日本の医学ではあまり知られていませんが、その歪みを直すと、さまざまな病気が快方に向かい、自然治癒力を高めてくれます。
例えば、反復する中耳炎(耳垂れ、耳の痛み)はこの療法を施すと、ほとんど1,2度の治療で2度と起こさなくなります。
また、歯科矯正後の頭痛、肩こりなども、かなり楽になります。